出張 de 「パリより愛をこめて」・・・超臭いタイトルの痛快アクション大作：弥子葉な毎日：SSブログ

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出張 de 「パリより愛をこめて」・・・超臭いタイトルの痛快アクション大作　[映画] [編集]

From Paris With Love
http://movies.yahoo.com/movie/1810044692/info
画像はYahoo!Moviesより。

最初に言っとくけど、私、リュック・ベンソンって勘違いしてた。（爆；）あーハズカシイ・・・。
最近は品川・厚木・お台場・平和島方面に行ったり来たりで夜遅くまで疲労コンパイ気味だった。（ちなみに今日も厚木に行ってきた。）そしたらふと先週の木曜日に仕事が早めに終わってさ。私のHG・・・ハードゲイではなくホームグラウンドである「XYZシネマズ蘇我」のレイトショーにギリギリ間に合って観れたこの作品。（おかげで翌日は眠くて仕事中フラフラしてたよ。）なんて言ったって「パリより愛をこめて」だぜ！さすがに今の時代にこんな臭いタイトルを付けれるなんてリュック・ベッソン以外にいないだろ？ 「キス・オブ・ザ・ドラゴン」程の傑作じゃないけど純粋な娯楽アクション大作として素晴らしい出来だと思ったよ。もしかしてリュック・ベッソンって製作の方で才能を発揮してたりして。（褒め言葉ね。）もしかしたらコレ・・・コメディだったのかな？（爆；）

オープニングで「デジタルなんとか」ってロゴが出た途端に粗めの画質とフランス映画みたいな優しいアナログチックな曲で始まる。もちろん私、仏映画を語るウンチクなんて無いんだけど、学生時代にテレビの深夜映画で（エッチな内容かと期待して）時々観てたから、「あー、こんなのがおフランスのシネマタッチなのね～」って程度の知識はある。（笑；）まぁオープニング以降は舞台がパリな事以外は国籍なんてどうでもよくなっちゃうんだけどね。ストーリーは単純で。派手な特殊任務に憧れる事務系諜報員がバリバリ現役の相棒に振り回されながら事件を解決する・・・という１話完結式の後腐れの無い爽快作品。あー爽快爽快。謎解きとかサスペンスには無縁で純粋にアクション映画を楽しみたい人向きですな。ジョン・トラボルタ自身も楽しそうにハチャメチャな坊主キャラを演じている。（ "I LOVE PARIS" って書いたの帽子の似合う事！・・・笑ったけど。）
相棒となったジョナサン・リス・マイヤーズ（私は初対面）もイケメン度を隠しながら徐々にブチ切れ始める過程が面白い。そんな訳でネタバレして困る程のストーリーも無いのでこれにて一件落着！いや、マジに冗談抜きでアクション好き、特にガンアクション好きには楽しめる娯楽作品でしたよ～。もしかしたら何かパリにかこつけた意味が何かあるのかもしれないけど、海外情報自体に疎い私としては全くそんな事に気付かず楽しめましたとさ。（あ～。もうすぐ海外出張がありそうで憂鬱・・・。）

以下、面白かったから気兼ねなく言えるコメントです。

私が理解できないのは、トランスポーター以来評判良いらしい撮影監督によるカーアクション。巷の映画サイトでも評判いいんだけど、何かピンと来ないんだな～。（ご覧になった方はどうですか？）私は「RONIN」のような生のカースタントの方が100倍好きなんだけどさ。どうもアップばっかり繋いだ画面とスキップフレームに頼った迫力のように思えて仕方が無い。それと「TOWミサイル」という解説記事が目立ったけど何故？アレはTOWでも無いしミサイルでもないぞ。（もしかしたら今でもTOWってアップデートされてるんだろうか？）トラボルタがM4でなくロケットランチャーを手にしたシーンは思わず笑ったけど車対車の銃撃では7.62mm以上ないと効果が薄いらしいぞ。（アンディ・マクナブの本に書いてた。）トラボルタが「妻」と呼ぶ、密輸までしてこだわった愛銃はイマイチその愛着度が不明。米国主義者だからガバ系コピーかな？って思ったらP220をシングルアクション化したSIG製のようだ。（SIGのHP見たらネイビーシールズ採用モデルらしいけど？湾岸戦争ではベレッタよりガバを選んだネイビーシールズも終にコックアンドロックを正式採用したのかな？口径はわからないけどMP5の10mmモデルを採用した部隊なので40口径=10mmモデルなのかもしれない。）フランスを人を「カエル食い」と馬鹿にするトラボルタ。それなら正規外交ルートで米国製品を持ち込めばいいのにさ。最近はコルトやS&W以外でも良いモデル（シングルアクションのガバ系コピー）なんていっぱいあるじゃないですか。（SIG製ガバさえある時代ですよ！）ガバ系カスタムモデルを採用したSWAT分署もある位だし。シュワちゃんの「トゥルーライズ」のようにスタームルガーというのもいいんじゃない？そういえば銃撃戦では珍しくマイクロUZI、MiniUZIが出てたのも嬉しいな。（マイクロUZIとMP5Kの両手撃ちなんて発射速度も作動方式も違うから大変だろうな。もし実銃の場合。）ラストでイケメン君が持つ銃はすいぶん銃口が細いな～って思ってたらステアーM9なのね。（私、ステアーはグロックほどウンチクが無いのでその程度。）ところでフランスの正式採用って今は何だろうね？ロータリーロックのマブいMABかな？まぁMABにもFA-MASにも興味も無いけどさ。（笑；）両手撃ちとか派手な演出が目立ったけど、トラボルタがSOCOMピストルみたいなサプレッサー付きの銃で「チャキン！チャキン！」と作動音のみを立てて敵を倒していくシーンはさり気無く迫力あったね。「男たちの挽歌」でベレッタM92Fモドキとして有名になったトーラスも活躍してたよ。（ベレッタのようにスライド後半分がちぎれて射手に激突する事故も無いし。エジェクションポートが広いので映画撮影時にジャムが少ないモデルは好評らしい。）「リーサルウェポン４」でジェット・リーが披露した「瞬時にベレッタを分解する技」まであったぞ。（きっとリュック・ベッソンが自分の作品でもやりたかったんだ・・・と想像。）イケメン君がラストに出すデザートイーグルはちょっと光沢あり過ぎで違和感あった。

という訳で過去にハマッた事のある特定専門知識に関連した言いたい事を並べてみました。

タグ：From Paris with Love パリより愛をこめて

2010-06-09 00:00 nice!(16) コメント(23)
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どんな愛を込めたんでしょうね？
最近、込めた事がないので・・・＾＾；
by たいへー (2010-06-09 06:56)

Yakoha さん、ピストル語っちゃいますねぇ。(笑)
私も一時期憧れたりしましたが、
グアムで実際に射撃をしてからは怖くなっちゃいました。（汗）
by nomame (2010-06-09 18:34)

いつもYakohaさんってすごいなぁ～と思うのですが、
映画を見ながら、その映画についてイロイロと思ってるのでしょうか?
それとも家に帰って反芻しながらアレコレと一人考えてるのでしょうか？
私はな～んにも考えない派なので、
いつも感心して読ませて頂いてます。
そろそろ海外出張、ですか？ガンバ！
by ランランラン太郎 (2010-06-09 18:43)