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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス:ハチャメチャだけど胸に染みた物語 [映画]

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Everything Everywhere All at Once (2022)
今年のアカデミー賞受賞式、Youtubeその他の媒体で観たてホント感激した。あのキー・ホイ・クァンがさぁ~。彼を見出したスピルバーグの目前でオスカー像を手に涙声でスピーチ、ハリソン・フォードと抱き合うシーンを何度も観て私も泣けたし。(泣笑;)この前「夢見る少女じゃいられないお年頃」と揶揄しちゃったミシェール・ヨー様(主演男優賞のブレンダン・フレイザーと共演歴あるのは知らなかった・・)、ブルースチール以来好きなトミー・リー・ジョーンズ、ではなくジェイミー・リー・カーティス、みんないい御年での受賞。ああ感激感激。とはいえ作品自体はものすごくハチャメチャで、私は凄く面白かったんだけど、ホントにアカデミー賞って感じかい?って未だに思ってる。まぁ歴代の作品賞も巷の評価と合ってるわけでもないしね。

主人公が選ばなかった人生が無数のマルチバースとして存在し、それぞれの世界の自分の能力を引き出し闘う主人公。その引き出し方がハチャメチャで、かつての香港映画のように泥臭い敵と泥臭い死闘を繰り広げる姿は、ホントにハリウッド映画なの?ってず~っと???が頭をめぐってたもん。私がこの作品を面白いと思った理由はただ一つ。主人公夫婦の人生ね。いろんな選択肢があってその全てが正解だった訳じゃない。かといって間違いだった訳じゃないでしょ?同じ時を過ごしたから分かり合える事もあるじゃない。だからいいじゃない。それが人生だもん。って強引だけど妙に二人と登場人物に引き込まれてさ。劇場で復習必須だな。

ちなみに今マレーシアに出張中で、ちょうど飛行機で観れたのはラッキーだった。授賞式で諸々調べてたらミシェール・ヨーってマレーシア出身なのね。偶然イポー地区を車で通過中に現地職員とその話題になってさ。その割にはマレー国内ではイマイチ話題になってないような・・・たまたま私の周辺に映画好きが少ないのかもしれない。マレーでね。
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うつぼ

私も見ました。アカデミー賞授賞式前だったので、このお下劣さ、
作品賞はないだろう(笑)と思ったらとりましたね~。
YaCoHaさんと同じ、自分の知っている俳優さんがいい感じに歳をとって
自分が満足する演技で受賞されたように見えました。
(リー・ホイ・クァン、ベトナムからの避難民だと今回知りました)
ダニエル・ラドクリフが死体を演じる「スイス・アーミー・マン」の
監督なのでこのお下劣さも納得ですが、最後の場面、みんなハッピーに
なれてホッとして観終わりました。
おさらいとしてもう1回見ようかな、と思っています。
by うつぼ (2023-03-19 09:46) 

YaCoHa

うつぼさん、ありがとうございます。
>お下劣さ
あはは、ホントにそうですね。(笑;)去年?のパラサイトからアジア勢のあの感覚も受入れ易くなったのか・・・受賞はホントに不思議な感じです。「スイス・アーミー・マン」未見ですが興味沸いてきました。
by YaCoHa (2023-03-19 10:20) 

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