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徒然なるままに、イースタン・プロミス、ランボー、Quarantine、The Dark Knight、Hellboy II: The Golden Army、The Day the Earth Stood Still、カジノ・ロワイヤル、ハンニバル・ライジング、ブラッド・ダイヤモンド [映画]

6月末の宿泊出張時には予定していた映画4本中3本を観たものの、その記事をなかなか書けずにいた。(妻がギックリ腰になったりパタパタしていた1週間だったしー。)先に記事を書いた「REC」の衝撃が強すぎて、残りの「イースタン・プロミス」「ランボー」の方を書くタイミングを逃した感はありますが、今更ながらサラッと触れたいと思います。一応、ネタバレしないように配慮していますが、一部伏字(白文字)にしている箇所はドラッグ注意。



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「イースタン・プロミス」
原題:EASTERN PROMISES
http://movies.yahoo.com/movie/1809794102/info
シネ・リーブル池袋で観た。

物凄く深みのある映像でロシアン・マフィアの抗争を描く。マフィアお抱え運転手と、訳あってマフィアの実態に触れてしまった女性との心の触れ合いを交えながら、静かに、冷酷なまでに淡々と、ストーリーが進んでゆく。美しく健気に「あるもの」を守り抜こうとするナオミ・ワッツ、物凄い筋肉(と刺青)でカート・ラッセルにも似てきたヴィゴ・モーテンセン(全裸格闘シーンにはびっくりしたよ)、マフィアのボスである父の恩恵で生きているような「酷い男」を演じるヴァンサン・カッセル・・・。こういったマフィアの世界は劇中でも述べられるが、「一般人とは違う世界」のようで、本当にこんな事が世界中で起こっているのが恐ろしい。信じられないけど本当にあるんだろうな。作品自体は面白かったんだけど、巷の映画評価サイトで見られるような高評価点は感じなかった。きっと、重く圧し掛かる作品全体の雰囲気が私の心も押しつぶしたのかもしれない。もしかしたら、この日先に観る予定だった「インディー・ジョーンズ」を観れなかったせいかもしれない。・・・池袋駅前で迷ってしまったのが原因さ。ふふっ。





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「ランボー 最後の戦場」
原題: RAMBO
http://movies.yahoo.com/movie/1809833626/info
池袋HUMAXシネマズ4で観た。

巷では、スプラッタな映像表現云々が話題?になっているが当ブログではその辺には触れない。私がこの作品を観た理由は、”最後の戦場”と言っておきながらスティーブン・セガール化してズルズル続編を続けない事を確認するためだ。(←大嘘です。)この直前の作品(ロッキー)でスタローンは、「この年齢で使うと生命の危険さえあるドーピング剤」で筋肉増強してまで映画を撮った。(クリス・タッカーがジェットコースターに怖くて乗れないジャッキー・チェンを揶揄した時のジャッキーの台詞「映画撮影以外の事故で死んじゃったら意味ないじゃん」というのを思い出したよ。←映画に全てを捧げるその心意気!)そのあおりかどうか知らないが、本作では筋肉美はあまり見せない。(もしかして、もう魅せられない体になっちゃったんだろうか?)そういう訳かどうかは知らないけどアクション映画としては微妙な仕上がりだと思った。物凄い迫力ある映像ではあるが、銃撃戦というよりは、「一方がもう一方を一方的に撃ちまくる。次にその逆。」っていう感じ。(そういうストーリーなんだけどね。)もしかしてその欠点を「人体破壊表現」で補ったのだろうか?(←冗談よ。)
このシリーズでは初めて、前3作品の映像がフラッシュバックされる。1作目のスタローンの姿を見て思ったのは・・・やっぱり老けたんだなぁ・・・。(ちょっと寂しい。)私は1作目を、高校時代に地元の電気屋さんでレーザーディスクからビデオに有料ダビングして見た。(今では犯罪だな。著作権的にさ。20年前はよくあった話だけどね。)1作目は純粋な「帰還兵のドラマ」だったんだけど、2作目ではかなりトリガー・ハッピーになり(その後のガン・アクションにも多大な影響を与えた)、3作目では一応普通のアクション映画だったが今では微妙なアフガン支援作品。さて、本作では?
きっとシルベスター・スタローンは、これでシリーズを綺麗に終わらせたかったんだろうな。私は映画が始まった直後に「JOHN RAMBO」というクレジットが出たので、てっきり原題はコレだと思っていた。コレを観て、今まで「ランボー」と呼ばれた1人の兵士が、「ジョン・ランボー」という姓と名を持つ1人の人間に還る物語だと思った。(でも原題は”RAMBO”だけのようだ。あれ?見間違えたかな・・・?)ラストで出てくる「別な名のランボー」の名と、1作目の冒頭を彷彿させる彼の姿を見て、心休まる思いがしたよ。お疲れ様。ゆっくり余生を過ごしてくれ。。。





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そういえば2つ前の記事「REC/レック」の感想を書いた直後だが、Yahoo! Movies を見てこんなのを見つけたぞ。
「Quarantine」
http://movies.yahoo.com/movie/1809956042/info

これってもしかして、「レック」のリメイクじゃないか?タンクトップで細身の女性を見てピンときたよ。(←それで気付くオレって・・・何を観てるんだろうね。笑;)HPに書いてるストーリーも予告編もオリジナルそのまんまだし、予告編で「オリジナルのラストシーン」を見せちゃってる無神経さも前作同様。最近のリメイクブームは別にいいんだけど、節操が無いというか・・・ちょっと早すぎないかい?せめてオリジナルの余韻が冷めるまで待ってよー。





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「The Dark Knight」
http://movies.yahoo.com/movie/1809271891/info

出ました。クリスチャン・ベイルのバットマン2作目。ジョーカー役がジャック・ニコルソンじゃないのが気にかかるが、これも期待している。





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「Hellboy II: The Golden Army」
http://movies.yahoo.com/movie/1809826056/info

これも2作目。「The Golden Army」・・・って何だろう?前作同様、クールな女性が出てるようだ。前作では彼女にヤキモキするヘルボーイの姿が結構可愛いかった。今回はどうかな?



The Day the Earth Stood Still
http://movies.yahoo.com/movie/1809966785/info

HPを見て、「キアヌ・リーブス主演だ!」と思いタイトルで検索したら、1951年(!)に同名タイトルの作品があるようだ。「これもリメイクかい?」と思ったらゴートの写真が!そうか、これが「地球が静止する日」だったんだな!(私は未見。)これを期にオリジナルを観ておこうかなぁ。




・・・それはそれとして(爆;)最近、久しぶりにレンタルで映画を何本か観た。

夜、会社から帰宅して眠くてフラフラしてるのに、つい、なんとなく借りてきちゃった。基本的に自宅で観た映画の感想文は書かないつもりなのですが、調子に乗って書いてみました。





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「カジノ・ロワイヤル」
http://movies.yahoo.com/movie/1808476050/info

今更ながら観た、ダニエル・クレイグ主演のリメイク作品。オープニングテーマの映像が素晴らしい。「私を愛したスパイ」のオープニングの次に素敵な映像だと思う。ジェームズ・ボンドが「OO(ダブル・オー)」を襲名した直後の話。アクション映画・・・ではあるもの、地味なボンド役に徹したダニエル・クレイグが印象的。初期のボンド作品は(既に面白さが確立されているので平気で文句をつけるのだが)「ボンドが余計な所に首を突っ込んだばっかりに大騒ぎになって秘密兵器でハイ、サヨナラ」の繰り返しっていう印象がある。(スパイって地味ーなお仕事なんだよ、きっと。この流れを打破したのがティモシー・ダルトンのシリーズ以降だ思う。)それと、エヴァ・グリーンの美しい事!あんなドレス着て目の前をウロチョロされた日にはもう・・・。(以下省略。)





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「ハンニバル・ライジング」
http://movies.yahoo.com/movie/1809716945/info

レクター博士が「ハンニバル・ザ・カニバル」になる初期段階を解明した作品。私、一連の「レクター博士」出演作品は原作と映画を全て観て読んでいる。「羊たちの沈黙」で余りにも強い印象を残したアンソニー・ホプキンスが若かりし頃はこんな若者だったのか・・・という想像が全くできないバッドキャスティング作品。独立した作品として観ても消化不良な感がある。
「ハンニバル」の原作では妹・ミーシャの悲しい運命がハンニバルをモンスターにした要因という事実がわかったが、映画「ハンニバル」の方ではミーシャに触れていない。本作「ハンニバル・ライジング」では原作でも映画でもミーシャの件が描かれているが、「ハンニバル」の時は読者も知らなかった「事実」を知り、更に深いショックと悲しみを受けるシーンがこの作品の肝であるハズだ。でも・・・だ・・・大根役者・・・のおかげで観客(私)にはその衝撃が伝わらなかった。原作を先に読んじゃったからかなぁ?それと、この原作を読んだ日本人は、「まさかこのシリーズでここまで日本文化の表現がされるとは!」という感想を持った要因である「レディ・ムラサキ」の存在。でも映画では、「キャストの1人がたまたま日本人」といったレベルの扱いで、ちょっと残念。





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「ブラッド・ダイヤモンド」
http://movies.yahoo.com/movie/1809354237/info

反政府勢力に捉えられダイヤモンド採掘現場で強制労働させられている男。彼は偶然ダイヤの原石を見つけてしまう。それを知った反政府ゲリラ、密輸業者、政府軍、ジャーナリストたち。紛争ダイヤモンド問題、少年兵問題、劇中で語られるのは「紛争を助長しているのは需要があるから」・・・「給料の3ヵ月分のダイヤを買う人達」は、このような現実がある事など知らない。採掘している労働者もダイヤモンドを買う事など一生無い。この哀しい供給システムの存在を知ったのがショックだった。アカデミー賞ノミネート5部門にも納得。(この年に、この作品に勝った”ディパーテッド”も観なきゃ。)「戦うデカプリオ」の姿が様になっていたのが印象的。(そういえばクイック&デッドで早撃ちとガンスピンを披露してたな。)そろそろ(彼自身後悔している)タイタニックのイメージは無くなったかな?いい役者だなーと思う。それと、途中まで気付かなかったけどジェニファー・コネリーがジャーナリスト役で出てた。綺麗な人だな・・・私は「ラビリンス」でデビッド・ボウイとダンスするシーンが印象に残っている。(もっと言えば高校時代に間違って観てしまったホラー映画”フェノミナ”も印象に残っている。)





・・・という訳で思うままにずらずら書きましたが、私の心は今月末の東京出張(de Movie ツアー)。さて、何を観ようかなー。(楽;)
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てくてく

こんばんは^^
「ダークナイト」、「ヘルボーイ2」共に楽しみにしています。
ジョーカー役はヒース・レジャーですよね。
ものすごいメイクでジョーカーになりきってる感じです。
「ヘルボーイ2」、この前TVで予告編を観たのですが、
デル・トロ監督っぽさ溢れるクリーチャーが沢山でした。
どちらも面白そうですよね~。
by てくてく (2008-07-14 00:38) 

真凛

先日『俺たちフィギュアスケーター』という映画を観ました。
くだらない内容ですが、フィギュアをあれだけ滑れるように頑張った俳優たちにナイスを送りたいほどでした。
by 真凛 (2008-07-14 16:01) 

たいへー

ランボーは、やっぱり乱暴でしたか?
by たいへー (2008-07-14 20:36) 

Yakoha

★ てくてく さん、御来訪ありがとうございます。
ヘル・ボーイの1作目はレンタルで観たのですが、あの世界観は大スクリーンで観たいですねー。
by Yakoha (2008-07-14 21:13) 

Yakoha

★ 功太郎 さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-14 21:14) 

Yakoha

★ ランランラン太郎 さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-14 21:14) 

Yakoha

★ miopapa さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-14 21:15) 

Yakoha

★ かつぽん さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-14 21:15) 

Yakoha

★ kurumi さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-14 21:15) 

Yakoha

★ 真凛 さん、御来訪ありがとうございます。
フィギュアの映画は・・・ゴメンナサイ、私、知りません・・・。
でも「くだらない内容」でも、そこまで情熱をかけるのは素晴らしいですよね。
by Yakoha (2008-07-14 21:17) 

Yakoha

★ しん さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-14 21:17) 

Yakoha

★ たいへー さん、御来訪ありがとうございます。
また・・・そんな・・・コメントし辛いコメントを・・・(笑;)
ちなみにランボー2作目でヘリのパイロット役の人は、その後「ランボー者」というB級アクション作品に主演してます。当時レンタルで観たんですけど、、、内容覚えてません。(泣;)
by Yakoha (2008-07-14 21:19) 

Yakoha

★ カズフミさん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-15 00:02) 

hash

こんばんは。
「ランボー」の原題ですが、アメリカでは「Ranbo」で、その他の国では「John Rambo」となっているようです。
外国向けにタイトルを変えるのは、時々あるようで、昨年公開された「ダイ・ハード4.0」もアメリカでは、「Live Free or Die Hard」というタイトルになっています。
変更する理由は、基本的にわかりやすくする為だと思うのですが、「ランボー」については、よくわかりません。
by hash (2008-07-15 00:40) 

はまちゃん

白文字で隠すとは、ナイスアイディア♪
早速ドラックしてみちゃいました。(^^ゞ

by はまちゃん (2008-07-15 00:41) 

江戸うっどスキー

「The Dark Knight」観たいですね~。
ヴィゴの背景が判らないので、「えっ!そんな理由」って思ったまま、ラストを迎えてしまいましたね。でも、嫌いじゃないです。

by 江戸うっどスキー (2008-07-16 23:29) 

noric

ランボー、まだ観てなかったな。
by noric (2008-07-17 18:04) 

Yakoha

★ hash さん、御来訪ありがとうございます。
えっ!上映国で原題が変わるなんて!そんな事あるんですねー。「ダイ・ハード4.0」は以前記事にしたのですが、「Live Free~」の方が100倍カッコイイタイトルだと思います。
by Yakoha (2008-07-17 22:41) 

Yakoha

★ はまちゃん さん、御来訪ありがとうございます。
伏文字、結構使ってる方いるんですよ~。でも、RSS(って意味がわからないんですけど、テキスト表示みたいな意味かなぁ?)とかで文字表示にすると意味が無いんですねー。(泣;)
by Yakoha (2008-07-17 22:44) 

Yakoha

★ nyan さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-17 22:44) 

Yakoha

★ 江戸うっどスキー さん、御来訪ありがとうございます。
彼は実は・・・ってのがもっと明確に、エピローグがあればすっきりしたのかな?なんて思ってます。面白かったんですけどね。(笑:)
by Yakoha (2008-07-17 22:45) 

Yakoha

★ noric さん、御来訪ありがとうございます。
ぜひ劇場でご覧下さい!
面白かったんですけど・・・DVDでも大丈夫!(爆;)

by Yakoha (2008-07-17 22:46) 

たいちさん

私の観たのは、「ランボー」だけですね。
白文字のテクニックには、驚きましたね。
by たいちさん (2008-07-18 15:53) 

バラサ☆バラサ

デル・トロ監督偉いです。「パンズ・ラビリンス」の成功で、アートな雰囲気に突っ走ると思いきや、「ヘル・ボーイ2」の監督もやるなんて。
まさかアートじゃないでしょうねぇ。
by バラサ☆バラサ (2008-07-18 20:00) 

Yakoha

> たいちさん さん、御来訪ありがとうございます。
 白文字・・・結構重宝しますよ!
by Yakoha (2008-07-26 00:24) 

Yakoha

> バラサ☆バラサ さん、御来訪ありがとうございます。
 アレも、一種のアートかな?(笑;)
by Yakoha (2008-07-26 00:25) 

Yakoha

> naonao さん、こちらにも御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-07-27 21:43) 

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