クワイエット・プレイス : プロローグ希望！：弥子葉な毎日：SSブログ

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クワイエット・プレイス : プロローグ希望！　[映画] [編集]

A QUIET PLACE (2018)
https://www.imdb.com/title/tt6644200/
予想外に、って言っちゃ失礼だけど面白かった。迂闊にも私は鑑賞前に You tube でクライマックス映像を観てしまった上に、巷の評価も知った上で、敢えて鑑賞した。私、『オール・ユー・ニード・キル』以来、エミリー・ブラント様もファンでさ。

（←結局それかい。）彼女の何が魅力って・・・何だろう？三白眼？（謝；）それはさておき鑑賞後に私は、意味もなく静かに歩いたり、食器を洗う時にカチャカチャ音を立てないようにゆ～っくりと、息を潜めている自分が好き。（爆；）
本作、『音を立てたら何かに襲われる』映画なので、劇中ず～っとBGMも効果音も無い静寂が続くと思って心配したよ。無音時の劇場ってモゾモゾと身動きとか難いもの。（いつもモゾモゾしてる訳じゃないよ；）実際はそんな事なくて、むしろ音でビビらせるくらいだったし。あービックリした。一言で言う必要は無いけどこの映画、要は『エミリー・ブラントが２回叫ぶ話』（嘘；）

以下ネタバレしてるので未見の方は閲覧注意。

繰り返すけど『エミリー・ブラントが２回叫ぶ話』だけあって（←また言うかい？）、彼女の演技というか表情というか、ホントに彼女無しでは成立しない作品。最後まで緊張感を継続させる演出と彼女の迫力が凄い。前半、「自分の身に起こった事」で苦闘していたエミリー・ブラントが後半、「家族の為に優しい母親の顔に戻った」ところがいいね。「ルーパー」の母親役(?)も良かったけど、この人にはアクションして欲しい私。でもさ。この方がメリー・ポピンズ演るの!?マジ大丈夫すか？三白眼の家庭教師？（ゴメンナサイ、悪意はないよ。私、三白眼の女性好きだから。）確かにコレにもバスタブのシーンはあるけど。（←深い意味は無いよ。）

本作、シンプルなストーリーラインも大正解。『地獄耳なエイリアン』（あ、言っちゃった）の生態とか、世界がこうなるまでの流れとか、面倒くさい説明が一切ないのはSF映画の正しい姿と思う。もし前日譚を語ったらそれで一本の映画になりそうだな。「プロメテウス」とか「クローバー・フィールド」みたいなプロローグ的な作品を観たいな。「BIGINS」でも「ZERO」でも「BEFORE」でもいいよ。こうなるまでに世界中でいろんなドラマや物語（悲劇だろうけど、）が起こってそうだし。ちなみにプロローグもエピローグもどっちも過去の話だから過去形で語られる、って何かで読んだぞ。

んで、そのエイリアンの能力設定もまぁ良かったかな？素性はわからないけど、まぁそうだよね。風とか雨とか雷とか、自然の音が聞こえる度に猛ダッシュで駆け付けなきゃならないあの人たちの身になったら、体力が追いつかんものね。好感も嫌悪感も抱かない微妙な姿形にはコメント不可。（爆；）だって You tubeで姿を観ちゃったから、そんなに衝撃は無かったもん。

ラストはどんな結末になるんだろう？とハラハラし始めた辺りで不思議な必殺技発動。今まで布団の中で静かに操作していたショットガンを勢いよく（ガッシャンと）コッキングして、つまり、『もう静かにする必要は無いって宣戦布告』をして終幕、というバッサリ感もあるけど、大丈夫？あれの装弾数って６～７発でしょ？世界中からアイツら襲って来るんじゃない？まぁ、良くも悪くも丁度良いエンディングと上映時間(90分)だったと思う。これ以上引っ張っても・・・ね。ちなみにアメリカではスライドアクション・ショットガン（俗に言うポンプアクション）のこの操作音はホールドアップよりも威嚇効果は高いらしいぞ。＝その銃口から出る物の威力を皆知ってるってコトね。