出張 de 「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカル」：インディ・ファンの涙を誘う超娯楽大作。 [映画]
原題：INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL
http://movies.yahoo.com/movie/1808404510/details
今回の出張ツアー初日夜に観た一本目。品川プリンスシネマで観た。（先月の出張映画鑑賞ツアー時に観れなかったので、リベンジ気味。）
既に公開から一ヶ月の期間が経っているので旬が過ぎた感はあるが、それでも平日夕方にこれだけ観客がいれば大したものだと思う。（といっても数十人程度ね。平日だからさ。今更気付いたけど、平日に映画館に入れるのは混雑しないで観れるという事で、非常に贅沢な事なのかもしれない。）単なる娯楽映画としてのみではなく、シリーズ最新作としての義務（＝ファンサービス）も十分。随所に１作目、３作目のオマージュが散りばめられ、このシリーズを全て観てきた人なら思わず涙がでそうになるシーンがいくつかあった。（私はそこまで思い入れは無いので泣かないよ。）アクションシーン一つとっても手抜き感が全く無く、例えばカーチェイスシーンではカーチェイスよりもその背景・・・町並みとか、断崖絶壁とか、の方に目が行ってしまったよ。このシーンの為に古き良き（悪しき）赤狩り時代の街並みを再現したのかなー、とか。リーゼントとラガーシャツのグループ対決シーンなんて、古き良き時代だろう？きっと。断崖絶壁のカーチェイスなんか、見てるだけでヒヤヒヤしたよ。（イヤ、マジでさ。）中学生以上なら万人にお勧めできる超娯楽大作。ぜひ劇場でどうぞ。・・・中学生以上としたのは、一応R指定的な表現はないんだけど、やっぱりインディにありがちな暴力表現があるので、子供には見せない方が親として懸命な判断だと思うぞ。（訂正：記事アップ後に気付いたんだけど、立派なR13指定でした。）
シリーズ全てを観た人なら・・・と書いたものの、２作目はちょっと関連が薄い。個人的にも２作目はイマイチ中途半端なイメージがあるんだよなー。（２作目単体で観れば超面白い事には変わりないんだよ。そういえばキー・ホイ・クワンはどうしてるのかなぁ？）個人的にも１作目と３作目が好きなんだな。そういえばインディ３作目「最後の聖戦」は丁度「リーサル・ウェポン２」と同時期1989年の作品で、双方脚本家が一緒。（ジェフリー・ボーム ）双方の脚本・・・特に会話シーンが物凄く秀逸で、どんどんキャスト（と映画）の魅力に引き込まれていった記憶がある。単なる会話のシーンなんだよ。例えばメル・ギブソンとダニー・グローバーの爆弾処理とかトイレ爆弾のシーンとかさ。３作目ではインディとその父（ショーン・コネリー）とのコミカルな「親子の会話」とかさ。明らかにキャストの魅力はわかるんだけど、脚本が優れているからこそ「面白いシーン」ではなくて、「記憶に残るシーン」になったんだと思う。３作目の「親子の会話」が印象に残ってる人が観ると、本作もいっそう面白くみれると思う。
ストーリーは・・・巷の映画サイト参照。（爆；）あくまで「超」のつく娯楽大作なので、「そんな事ありえない」とか、「普通なら絶対死んでるよ」といった野暮な突っ込みは厳禁。とはいえアメリカ人の核に対する認識の甘さは閉口するけどね。ネバダ州のアトミック・カフェ（冒頭この看板を見た時に、このシーンオチが読めてしまった。あまりにも期待通りだったのはガッカリだけどね。→何らかの手段で核爆発を逃れる。）きっとアメリカ人のピカドンに対する認識なんて、未だにそんなもんなんだろうな。。。娯楽作品とはいえ哀しくなるぜ。（全く別作品だけどベン・アフレック主演の ”トータル・フィアーズ” も同様。）
ラストは例によって大スペクタクルでどっかーんとエンディングになるのだが、「アッチの方向」に行ってしまってびっくりしたよ。（←おいおい、どんな大仕掛けがあってもいいんだけど、一応考古学的映画作品といった要素があったんじゃないかい？まぁ１作目も同じようなもんか。）
ハリソン・フォード
ご存知、善人しか演じない文字通りスターな役者。私はこの人を小学生の頃・・・スター・ウォーズ全盛期の頃から知っているから違和感が無いのかもしれないが、今の若い世代（中高生とか）も同じように魅力を感じるのだろうか？もしかして「オッサンが奮闘するアクション大作」なんて思ってないだろうな！１作目より、駅馬車を彷彿させるスタントシーンとかを面白く感じていたが、超自然なスタントと編集のおかげでハリソンフォード自身が演じているようにしか見えない。これが映画のマジックというものさ！って感じ。そういう魔法があるんだから、まだまだ頑張ってほしいな。
シャイア・ラブーフ
「トランス・フォーマー」は大好きな映画だけど、この人の魅力は全く感じなかったが、本作では？
http://yakoha.blog.so-net.ne.jp/2007-08-08
正直、私はこの人の魅力が未だにわからない。でも予告編で観た「イーグル・アイ」はいい味出してるように見えるんだなー。この人の場合に限らないけど、役者でもアイドルでも、新人を発掘する人（スカウトマン？ヘッドハンター？）ってスゴイなーって思う。今は見えないその人の才能、魅力が開花するのを予測できちゃうんだもん。そういうわけで私はこの人は未だ評価できない。９月に現地公開予定の「イーグル・アイ」は予告編を見る限り「巻き込まれ系」な作品のようだが、それに期待しよう。
http://movies.yahoo.com/movie/1809955918/info
カレン・アレン
「レイダース」以外でこの人の出演作って「スターマン」しか思いつかない。だけどこの人の笑顔は簡単に思い出せる。素敵な人だなー。
ケイト・ブランシェット
私、この人てっきり（タイタニックの）ケイト・ウィンスレットだと勘違いしてた。（爆；）画面に出てきたこの人を見て、「あっれー、イメージ変わり過ぎだぜ！」って思ってしまった。中盤でやっと、「もしかして人違いか？」と思い始めたくらいでさ。（爆；）私、英語はヒアリングは30％位できる感じ（聴くだけね。）だが、そんな私でも彼女のロシアなまり？は判る位、ナチスの冷酷さをいい味で演じていた。ラストはきっとああなるんだろうなー、っていうのが読めた展開がちょっと残念。フィルモグラフィーを見て気付いたけど、「ロード・オブ・ザ・リング」に出てたのねー、この人。
ジョン・ハート
私、未だにこの人を観ると、「いつお腹からエイリアンが出てくるんだろう？」とドキドキしちゃうよ。とても優しい目が印象的なおじいさん役がピッタリだな。
以下、私の感想です。多少ネタバレ気味なので未鑑賞の方は閲覧＆ドラッグ禁止。（といっても携帯とかでテキスト表示で閲覧すると見えちゃうんだけどね。）
私は鑑賞前にYahoo!ムービーのユーザーレビューをうかつにも読んでしまい、１作目のインディの恋人マリオンが出る事は知っていたにも関わらず、劇中で彼女が出てきたときは心底嬉しかった。（オープニングクレジットに名前が出てるんだけどね。）１作目のラストシーンでインディに腕を組んで歩こうと促すシーン・・・当然歳月が流れているので、あの日、あの時の容姿（美しさ）ではなかったが、まるで高校時代に好きだった子に２０年ぶりに再会できたような、素敵な気持ちになったよ。（一緒に歩んだ人生じゃなかったけど、お互いいい道を歩んだんだね。って感じでさ。）彼女に息子がいる事に驚くインディ。そしたら自分の息子だったので更に驚くインディ。インディと息子の会話を見ていると面白い。３作目でショーンコネリーがインディに言った事を、すっかりそのまま息子に対して言っている。前半にコネリーの写真が出たときに「なんて素敵な父親だったんだ」と思ったが、この会話を見てたら、いつのまにかインディがその立場になっちゃった。これは・・・いい意味での皮肉と言うか、世の常というか・・・自分自身が親になった今、正に、子供に対してしている事だと思った。子供の頃は散々親に言われていた事を、いざ親になってみたら、同じ事を子供に対して言っている、、、これはきっと全世界共通なんだろうな。彼ら３人の「家族関係」がとても面白い。ちょっとわからなかったのが長年の相棒が裏切ったとこなんだけど、あの人、結局いい人か悪い人かよくわからなかったなー。
ラストシーンで息子（シャイヤ）は足元に転がってきたインディの帽子を拾おうとするのだが・・・てっきり彼がそれを被るんだと思った。（これからは俺の時代だ！って感じでさ。）と思ったら・・・やっぱりインディが被ったのでチョット安心した。もしかしたら次回作があるかも？っていう布石だろうな、きっと。この作品は、「インディが帽子を被って彼の復活を待ち望んでいた観客の期待に応える」シーンから始まり、「やっぱりこの帽子は俺のものだ（まだ現役だ）」というメッセージで終わる。本当にインディ・ファンの為の作品なのかもしれない。
惜しむらくは・・・３作目でリバー・フェニックスが帽子を被るシーンを思い出してしまったのがちょっと哀しいかな。。。あの時インディは、ある「男気のある」盗賊からこの帽子を譲り受けた。（ルフィの麦わら帽子みたいなもんだろうな。）彼がこの帽子を次の世代に受け渡すとき・・・我々はそんなシーンは観たくないはずだが・・・いつかそんな日も来るのかなぁ・・・。
がんばれインディ！
息子がこの所、インディ・ジョーンズにはまってまして、
この作品は劇場で見るのだろうかと思っていたら、
ポケモンとポニョに負けました・・・（笑
by たいへー (2008-08-05 07:09)
インディージョーンズおもしろそうですね。
シャイア・ラブーフさん（実は先日レンタルでトランス・フォーマーを
見てしまったのです）、どこにでもいそうな顔だと思います。
秘めたる才能が私には見えない・・・
by ランランラン太郎 (2008-08-05 10:20)
過去のシリーズを御覧になってきた
Yakohaさんならではのレポですね。
私はイマイチ食わず嫌いで
まだ観に行ってないんですけど、
悩むところです。
by nomame (2008-08-05 11:12)
こんばんは。
ご覧になれて良かったですね。
今月いっぱいは上映しているようなので、もう1回くらい観たいと思っています。
by hash (2008-08-05 21:49)
このシリーズは、テレビやＤＶＤで観た記憶があります。
シャイア・ラブーフは、素人っぽくて私は好きですね。またテレビで放映されるまで待ちます。
by たいちさん (2008-08-06 12:48)
インディアナジョーンズは永遠のヒーローですね。
予告編でちょっと走りに老いを感じさせていたので、ハリソンフォードもなかなか撮影が大変だったんじゃないかなあと思いました。
私もテレビかDVDが出るまでこの作品を待ちたいと思います。
by naonao (2008-08-06 21:22)
> たいへー さん、御来訪ありがとうございます。
あはは、ポケモンもポニョも強敵ですねー。（笑；）私も子供達と一緒に映画を楽しみたいなー。まだ暗くてうるさい密室空間が苦手のようなのです。
by Yakoha (2008-08-06 23:55)
> かつぽん さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-08-06 23:55)
> ランランラン太郎 さん、御来訪ありがとうございます。
面白かったですよ。本当に。トランスフォーマー、ご覧になりましたか！（喜；）あれはキャストなんかどうでもいい作品（失礼）かもしれません。。。大ヒット作なのにー。
by Yakoha (2008-08-06 23:57)
> nomame さん、御来訪ありがとうございます。
私も劇場で観たのは３作目と今回の作品だけです。単体でも面白いのですが、連続鑑賞も効果的かもしれません。（笑；）
by Yakoha (2008-08-06 23:59)
> hash さん、御来訪ありがとうございます。
やっと観れました。（笑；）
すごいなー、ｈａｓｈさんは何度もご覧になるのですね！私の地元では昔、２本立てで総入れ替え制でもなかったので、朝から夜まで２回ずつ映画を観っぱなしできたんですけど、総入れ替え制だとそうはいきませんものねー。（金銭的にも。泣；）
by Yakoha (2008-08-07 00:01)
> たいちさん さん、御来訪ありがとうございます。
このシリーズはテレビで観ても面白いのがスゴイです。では・・・いつかご覧下さい！（笑；）
by Yakoha (2008-08-07 00:03)
> naonao さん、御来訪ありがとうございます。
おお・・・naonaoさんも・・・・・・いつかご覧下さい！（笑；）
by Yakoha (2008-08-07 00:04)
> (。・_・。)２ｋ さん、こちらにも御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-08-08 23:00)
> バラサ☆バラサ さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-08-08 23:01)
> kurumi さん、こちらにも御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-08-08 23:01)
私も小さい頃スターウォーズを見た日から、この人は永遠のヒーローであり、大活躍も当たり前なので、今回のを見ても全く違和感じません＾o＾；でも初めて見る若者とかはどう思うのかなって、読んで思ってしまいましたー！！まぁ、映画の中でも息子が超人ぶりにびびってたから、これからもガンガン大活躍して頂きたいものです＾＾
by duke (2008-08-09 02:09)
> duke さん、御来訪ありがとうございます。
続編があればいいなぁ・・・私もまだまだ頑張って欲しいと思っているのですが、とはいえランボーもロッキーも、スティーブンセガール化するのを恐れて自ら幕を引いたんですから（←嘘）、ある程度のところで完結した方がファンの為なのかな？なんて思っちゃいました。
by Yakoha (2008-08-10 22:50)
> はまちゃん さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2008-08-10 22:50)