出張 de 「007/慰めの報酬」：♪今年最初の映画を観て～（雪の華？） [映画]
http://movies.yahoo.com/movie/1809961074/info
007/慰めの報酬
原題：QUANTUM OF SOLACE
先週の金曜日は岐阜県に日帰り出張の予定だったが、降ってわいたように木曜の夕方に品川で打合せが決まり、その日は東京宿泊。仕方なく（←嘘よん。）品川プリンスシネマでその日の最終上映の「慰めの報酬」を観た。公開後日数が経っているので旬を過ぎた感はあるが、他に品プリで観たい映画が無かったのだ。翌日朝移動で岐阜県に移動する為に（寝坊したらマズイので）「ベンジャミンバトン」の３時間はキツイのでパス。「フェイクシティ」は品プリで上映していないし。かといって他の映画館へ移動する気力も無く、雨も降ってたし。（雪が降ったらしいね！）「７つの贈り物」はウィル・スミスなのでパス。（←半分冗談半分本気。）まぁそんなこんなでこの作品、アカデミー賞とか芸術賞には全く縁の無いカテゴリーだけに安心して観て楽しめて忘れられる娯楽作品でした。（爆；）できれば前作鑑賞後に観た方がいいけど、観ていなくても大丈夫。ぜひ劇場の大画面でご覧あれ。
いつもはここでネタバレ防止云々の注記を書くのですが、大したネタバレもしていませんし大した内容も書いていませんので、未見の方は心乱されない意味で（爆；）ご覧にならない方がいいかもしれません。
前作「カジノ・ロワイヤル」の正当な続編。前後関係からすると「バットマン・ビギンズ」と「ダークナイト」の関係に近いかもしれない。（←単なるシリーズものの続編ではなくキャスト、ドラマ性を追求した人間ドラマになったクリスチャン・ベイルの新しいバットマン、という意味でさ。）今回のジェームズ・ボンド、ダニエル・グレイグも同様に、シニカルなトーク以外はコメディ感の全くない真面目なスパイを演じている。ちなみにシリーズお馴染みの、「歩いているボンドがこっちを振り返り発砲すると彼を狙っていた円（銃口）が赤く血に染まる」シーンは一番最後、エンドロール直前にある。という事は、オセロじゃないけど、「カジノ」と「慰め」の全体をこのシーンで挟んだ事で、この２作品はエピソードが連続している事を示しているのかな？（邪推だけどね。）まぁ細かい人間関係、ストーリーが混乱しても大丈夫。バットマンとは違いその辺が分からなくても十分面白いから。あくまで劇場を出るまでの間ね。それ以降は賞味期限外なので保証しません。（そういう意味でダークナイトは、あの入り組んだ人間関係や究極の選択を観客にも理解させた上で映画を完成、未だに観客=私を悩ませているのがスゴイな。）
「カジノロ・ワイヤル」同様、オープニングテーマはグラフィック化された（女性の）映像が物凄く美しい。冒頭いきなり始まるカーチェイスから物凄いアクションシーンが続く。劇場で観るべくして撮られた映像の連続。とはいえスピード感を重視するあまり何やってるのか判らないところが多々あったぞ。（この辺は難しいところなんだけどね。）それにしても今回、ボンドの周りでは人が死にすぎ。ジョン・マクレーン、ジャック・バウアー、次はダニエル・グレイグか？って思う位、殺し過ぎ。敵も味方も人が死に過ぎ。（上司にも怒られてる。）いや、娯楽作品だから悪人を次々とやっつけるのはいいんだよ。でも、彼はスパイなんだから。軍隊ではなくエージェントなんだから。（特殊部隊と言ってもいい。）もっと目立たないように慎重に、証拠を残さないようにしないと、ただのドンパチ好きにしか見えなくなっちゃうぞ。ちょっと「ゴールドフィンガー」的なシーンはかわいそうだったぞ。（きっとオマージュだよな。。。観た方はどう思いますか？もしかしたら他にもシリーズのオマージュが隠れてるのかな？私は気付かなかったけどね。）今回のヒロインは訳あってボンドと同じ状況（心情）にあるオルガ・キュリレンコ。これまでの「ボンド・ガール」とはちょっと違うシリアス路線なワイルドなタイプ・・・ゴメン。私はエヴァ・グリーン派なので許して。（爆；）
http://yakoha.blog.so-net.ne.jp/2008-07-13
今思えば「ボンド・ガール」っていう呼び名もかなり社会通念上の問題を生みそうな表現じゃないのかなぁ？それより連絡係のあの子が気になったぞ。悪役のマチュー・アマルリック（マシューじゃないの？）は結局何をしたかったのか（油性なのか水性なのか？）よ判らなかった。ボンドが砂漠の真ん中にアレを置き去りにしたのはいいけど、結局撃ったのは誰よ？ラストの建物は一体なんだ？砂漠の真ん中にあれ１個だけ建ってたら色んな意味で困ると思うし、恐らく耐震強度偽装の疑いあり。（防火設備も無い。むしろ燃えやすいような構造にしていたのかな？）
という訳でまた好き勝手書きましたが、純粋なアクション好きなら絶対面白いと思います。迷わず劇場へどうぞ！とはいえ「慰めの報酬」って・・・なんとなく酷いサブタイトルのように思えるなぁ。邦訳がどうの問題じゃなくてさ。一応警告しておくけど、私は鑑賞後４日経った今日現在、この作品は忘れつつあります。（爆；）私にとってはそういう作品という事でご了承下さい。
ボンドといえば、
ショーン コネリーが頭に浮かんでしまう・・・
結構クラシックなんだな－、私。
by たいへー (2009-03-03 08:09)
娯楽作品ですよね。
ボンドのなかでは、今のお方結構お気に入りです。
by ランランラン太郎 (2009-03-03 09:04)
007シリーズはかなり見てますが、全くと言っていいほど内容を覚えてません。てゆーか、どんな映画もすぐに内容を忘れられるのが特技ですwおかげで同じ映画を何度もドキドキ楽しむことができます…
by Akkey (2009-03-03 09:52)
007も島耕作シリーズもどちらも男性の憧れって
感じではないでしょうか？
やりがいのある仕事、そしていつも美女に囲まれて・・・
by 真凛 (2009-03-03 19:38)
こんばんは。
確かに続編なんですが、関連性は思ったほどなかったような気がします。
＞エヴァ・グリーン派
私もです。
by hash (2009-03-03 22:48)
『出張 de 』の実現おめでとうございます！
まずは、“ウィル・スミスなのでパス”に同意。（苦笑）
更に、“連絡係のあの子”も同意。（爆）
結局、“私にとってはそういう作品”まで同意。（沈）
by nomame (2009-03-03 23:40)
私は、００７ファンなので、絶対観たいと思っていますが、まだ未見です。ぐずぐずしていると上映終了になるかもね。
by たいちさん (2009-03-04 13:12)
> WIZARD さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-06 01:42)
> たいへー さん、御来訪ありがとうございます。
いやいや、ショーン・コネリーを推す人は多いですよ。私はシリーズ外ですが「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」のコネリーが好きですね。その次はピアーズ・ブロスナンかな？
by Yakoha (2009-03-06 01:44)
> ランランラン太郎 さん、御来訪ありがとうございます。
私もこの人（シリアス路線のボンド）嫌いじゃないですよ。不思議なもので、役者交代の時はいつもイメージが違うだ何だと騒がれますが、公開後「ボンドのイメージにぴったり」という評価にすりかわっちゃうんですよねー。もしも興行的に大失敗すればこうはならないんだろうな・・・。
by Yakoha (2009-03-06 01:47)
> Akkey さん、御来訪ありがとうございます。
007シリーズに関してはそういう鑑賞方法が正解かもしれませんよ。（笑；）み～んな覚えてたら話がゴチャゴチャになっちゃいそうで。（ならないかな？）最初の頃の作品は・・・今観ると古き良き時代を感じますね～。
by Yakoha (2009-03-06 01:49)
> miopapa さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-06 01:50)
> かつぽん さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-06 01:50)
> 真凛 さん、御来訪ありがとうございます。
あんな派手なスパイはリアル路線ではないのですが、純粋な娯楽作品としてはいいかもしれませんね。私は・・・憧れませんけど・・・任務中に美女にかこまれたら・・・危険すぎて。（笑；）
by Yakoha (2009-03-06 01:51)
> しん さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-06 01:52)
> hash さん、御来訪ありがとうございます。
おお、関連性が少ないのであればほっとしました。単独で観ても大丈夫（判らなくても支障が無い？）な作品でしたけどね。（笑；）
共にエヴァ・グリーン派で頑張りましょう。（爆；）
by Yakoha (2009-03-06 01:54)
> nomame さん、御来訪ありがとうございます。
今回宿泊出張になってラッキーでした。いろいろご賛同いただき嬉しいです。ウィル・スミスは・・・純粋に好みの問題なんですけどねー。ちょっと苦手です。（とはいえ主演作も時々観ますけどね。）
by Yakoha (2009-03-06 01:56)
> たいちさん さん、御来訪ありがとうございます。
おお、ぜひ劇場の大画面でどうぞ！私もなかなか劇場に行けないので見逃すと非常に悔しいです・・・。
by Yakoha (2009-03-06 01:57)
> nyan さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-06 01:58)
nice!どうもありがとうございます。
連絡係のストロベリー・フィールズかわいかったですよね。
でもわたしも内容を忘れつつあります…
by ひめまる (2009-03-07 08:54)
ご訪問いただき、ありがとうございました。
００７、ご覧になっていたんですね。
オイルまみれは、ゴールド・フィンガーのオマージュだと何かで見ましたよ。
今回のは、本当によく人が殺されていましたね。まあ、傷心で復習に燃えるボンド、ということなんでしょうか。
by ももんがママ (2009-03-07 13:58)
> ひめまる さん、御来訪ありがとうございます。
連絡係の子の「こんな自分がイヤ」の台詞がなんか可愛らしくて印象に残りました。それだけに・・・残念！（泣；）
by Yakoha (2009-03-07 22:34)
> ももんがママ さん、御来訪ありがとうございます。
今回は多分、前作の流れがあるのでこうなっちゃったんでしょうど、次回作からは純粋な単発娯楽作品（←そんな言葉無いんですけどね）になる事を期待しています。（笑；）
by Yakoha (2009-03-07 22:36)
> Ｄａｒｌｉｎｇ さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-07 22:37)
NICEありがとうございました、気づかずにすいません。
007は幼少期からの特別な思い入れがあり、２年に一回の
行事になっています。
by ALDO (2009-03-07 23:02)
> ALDO さん、御来訪ありがとうございます。
そういえば私も初めて観た007は幼かった・・・のかな？私も一応全シリーズは観ているのですが、観て面白い事は間違いないシリーズだと思います。作品によって方向性はいろいろあるようですが・・・。（笑；）
by Yakoha (2009-03-07 23:09)
こんにちは~。おお？久しぶりに、ご意見が異なりましたね。
ワタクシは、この「００７」、ものすごく感動しました。素晴らしい映画であり、必見だと思います。
ただ、この映画に喰いつけるかは、アクション映画（というより、００７シリーズ）に対して「何を求めるか」という違いだと思います。
００７シリーズですが、ショーン・コネリーの頃はまだしも、ロジャー・ムーア、ピアース・ブロズナン主演のころは、生身の人間を感じさせないような、ある意味、バカバカしい絵空事のスパイ映画になっていました。（それでも観てしまうのは、日本人が「寅さん」に行っちゃう心理？）。
ところが、ダニエル・クレイグの新シリーズ（今回２作目）は、生身のアクションを重視し、ダークなテイストに変化し、やっと求めていたものになったと個人的に大喜びしています。
もちろん、墜落したヒコーキから脱出したあと簡単に街に戻ってきたり、ラストでの少人数対決は、絶対にヘンなんだけど、映画全体から見れば傷ではないと。
ヒロインのオルガ・キュルレンコも昨年公開の「ヒットマン」では痩せて貧相なおねえさんでしたが、本作ではなかなかに良いムード。
ということで、「慰めの報酬」、映画が終わったとたん、次回作を観たくなった個人的には、花マル３つの快作でした。
００７自体に、いわゆる「スパイ映画」らしい（？）絵空事感を求めるなら、旧作シリーズをDVDで観たほうが絶対に楽しめますよね！ロジャー・ムーアが宇宙に行ったのには、おいおいっ！でしたが。。。
by アッシー映画男 (2009-03-08 09:31)
観に行きたいんですが
なかなか行けなくて悔しいです（涙
by 功太郎 (2009-03-08 11:07)
> アッシー映画男 さん、御来訪ありがとうございます。
あら、意見がわかれましたねー。（ごめんなさいね。）でもおっしゃる通り求めるものの差？かもしれませんね。私はむしろ「ムーン・レイカー」の宇宙対決的な感じが好きですね。ダニエル・グレイグ自身は良い味出してると思うので、次回作は（前２作とは関連しなくていいので）私も本当に楽しみにしています。
by Yakoha (2009-03-11 01:45)
> あら!みてたのね さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-11 01:46)
> 功太郎 さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-11 01:46)
> naonao さん、御来訪ありがとうございます。
by Yakoha (2009-03-20 21:21)