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トップガン マーヴェリック:前作復習も本作復習も要らない。 [映画]

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Top Gun: Maverick (2022)
この背景に地表が見える高度で背面飛行&引き起しに痺れた。(嬉;)

過去の名作・傑作映画がTV放映されると「またかよ~っ!」って文句言いながらも見続けてしまうものでさ。私の場合は「紅の豚」「カリオストロの城」「スターウォーズ全作」、がそれに当たる。1986年公開の「トップガン」もそんな作品だった。予告編を初めて観たのは京都の宿@修学旅行、TVのCMで衝撃を受けた。後日レンタルビデオで観て以来、何回観たかわからない・・・っていうか私の世代は皆そうでしょう?前作の功績は「マニアックな戦闘機物を大衆向け娯楽作品化した事」だと思う。生涯ベストの映画でもないのに(失礼;)、役者や戦闘機に殊更興味ないのに、これだけ万人受けした作品を「傑作」と呼ばない理由ってあるかい?

そしてこの続編「マーヴェリック」。コロナ影響で公開が3年延びた不幸すら演出だったと思わせる超話題作。未だに信じられないのは、傑作の続編が更なる傑作になる事を誰一人疑わなかった事。キャスト・スタッフ・観客(=同じ時代を生きた同世代の皆)、みんながみんなだよ?きっとそうだよね?もっと意味わからないのは鑑賞中に自然と涙が流れ出たことか。これぞエンタメの力か!?(私自身が歳食ったのはさておき、)あまりにも期待通りの展開で、期待通りの大迫力で、期待通りの人間ドラマで、期待通り面白くて。トム・クルーズのファンでない私でさえ、この上何も求めよう無いじゃん。あえて言えばビーチバレーシーンでもっとこう、ね。(以下省略;)予想外に回想シーンは少なく、替わりに心憎いオマージュの数々に圧倒されて131分の上映時間終了。その早さは劇中のF14/F18や敵国の第五世代戦闘機(Su-57だって?)のジェットエンジン音ではなく、マスタングのレシプロエンジン音と共にスクリーン外へゆっくりと、幸福感に満たされながら飛び去って行く。劇場鑑賞必須。この傑作に「前作復習の上で」なんて言葉要らないよね?そして本作復習は・・・これまた不思議な事に、こんなに面白かったのに復習する気にならないぞ?もう大満足でお腹いっぱい。(笑;いや、観るけどさ;)

PS.でも私、一体何を勘違いしていたんだろう。ジェニファー・コネリーに似た女優さんって思いながらエンディングでホントにジェニファー・コネリーの名を見てビックリした。いやいや当然ジェニファー・コネリーでしょう、あの素敵なお顔立ち。どうした私!?デヴィッド・ボウイと共演した「ラビリンス」のダンスシーン、"As The World Falls Down" の優しい曲調と合わせて、半開きの口が印象的。(^o^)/


【2022/06/04追記】
なるほど。さりさんに頂いた痛烈コメントで気付いたのですが記事タイトルだけ読むと確実に誤解されますな。補足すると私の主旨は「前作を観た世代は何度も見てるだろうからあえて予習しなくても大丈夫。=前作鑑賞必須なので、単体で観たらこんな評価高く無くいとは思います。ホントはいつものようにダラダラ感激ポイントを綴ろうと思ったんだけど先ずはこの感激を言いたくてさ。(笑;)

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